熱塩加納村勢要覧 -020/026page

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歴史と文化の香り

◇護法山示現寺

示現寺は大変に歴史ある名刹です。平安初期に空海によって開かれ五峰山慈眼寺と称する真言宗の寺で奥州各地に37ケ寺の 末寺を持っていたと伝えられています。寺はその後長い間荒れ果てていましたが、今から600年ほど前、那須の殺生石を沈めたことで 名高い源翁禅師が曹洞宗を広め、護法山示現寺として再建したと伝えられています。この際、源翁禅師は温泉も開き熱塩温泉は 寺湯として栄えました。

こうした伝統を今に残し、熱塩温泉では温泉と座禅、法話を組み合わせた禅の里の企画が立てられ人気を集めています。

護法山示現寺

◇示現寺開山源翁禅師

示現寺と熱塩温泉を開いた源翁禅師の遺徳をたたえて毎年1月4日には入湯式が行われます。

源翁禅師

◇会津三十三観音第五番札所

示現寺にある観音堂は会津三十三観音第五番札所に定められています。堂内には千手観音があり、人々の信仰を集めています。

千手観音

◇瓜生岩子の像

郷土の生んだ偉人として名高い瓜生岩子は、日本のナイチンゲールともいわれる人です。生涯を通して多くの社会福祉事業に その身を捧げ、特に孤児救済のために尽力しました。その功績をたたえ示現寺境内に銅像が建てられたものです。

瓜生岩子の像

熱塩加納村の特産品

自然を生かした安全で高品質の農産物が村の特産品です。

リンゴやブドウ、有機農法によるトマトやアスパラガスなどの有機野菜、清流で養殖されたヤマメ、イワナ、森林でのキノコや 山菜など本当のおいしさに溢れています。

ひめさゆり米

村一番の特産品はなんといっても『ひめさゆり米』です。肥沃な大地に育まれた無低農薬栽培のお米です。農家の誇りともいえる このお米は安全、高品質で静かなブームを呼んでいます。

ひめさゆり米


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熱塩加納村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。