ぼくたち、わたしたちのあつしおかのう-028/100page

(5）家畜を飼う仕事
熱塩加納村は昔から,農業や生活に利用するために,馬や牛,鶏,豚,山羊などを飼育していました。馬や牛は,田をおこしたり,しろかきのために,また,鶏は卵を利用するために,山羊は乳をしぼるなど生活に必要なものでした。
これらの家畜のふんは,田や畑に肥料として利用していました。
現在では,農業用の機械がそろい,肥料も化学的に作られるようになり,それにつれて家畜の数もかなりへってしまいました。また,家畜を生活に利用するのではなく,収入を得るために飼育している人もいます。
1）牛
繁殖牛と肥育牛の2種類がいます。もともとは同じ種類の黒い牛ですが，繁殖牛は子牛を生ませて,その子牛を10か月くらい育てて家畜市場に出します。肥育牛は,子牛を大きく育てて家畜市場に出します。
2）鶏
昔は自分の家で卵や肉を食べるためにかっていましたが,現在は卵を出荷している人もいます。
3）豚
昔から子豚を生ませて10か月くらい育てて売る方法をとっています。
家畜を飼っている農家と家畜の数
(平成9年1月役場調べ)

家畜名	農家戸数	家畜数	家畜名	農家戸数	家畜数
繁殖牛	19	37頭	豚	1	165頭
肥育牛	7	59頭	鶏	40	589頭