わたしたちのまち 塩川 -086/108page
2)むかしから伝(つた)わる行事
塩川町には、昔から伝(つた)わるが行事(ぎょうじ)がたくさんた残(のこ)っています。多くの人が集まって行うもの、それぞれの家で行うもの、神社や寺に関係(かんけい)のあるものなど、いろいろあります。それらの一つ一つに人びとのさまざまな願(ねが)いがこめられています。
下の写真(しゃしん)は、1月16日に行われる「さいの神」です。家いえから門松(かどまつ)、しめなわ、正月かざり、わらなどを集め、木にまきつけて立て、夜になってからもやします。
集まった人たちは、もちやするめを長い木や竹の先にさしたりはさんだりして、火で焼(や)いて食べます。これを食べると病気にかかったり、事故(じこ)にあったりしないと言い伝えられています。
9月の第3土・日曜日に行われる、秋本番をつげる駒形神社祭礼は、笛(ふえ)や太鼓(たいこ)に合わせて子どもたちのいせいのいいがけ戸が町中にひびきわたり、各町内から仮装山車(かそうだし)が出て、たくさんの見物客(けんぶつきゃく)が集まってきます。
このほかにも、たくさんの行事があります。地区ごとに少しずつちがっている行事もあります。お家の人や行事にくわしいお年寄(としよ)りなどに聞いて調べてみましょう。
わたしたちは、ふるさとに伝わるこれらの行事を、これからも大切にしていきたいものです。