わたしたちのまち 塩川 -091/108page
(2)駒形堰(ぜき)・狐堰(きつねぜき)ー用水路をひらく
昔、駒形地区はたいへんな水不足(ぷそく)になやまされていました。そこで、今から600年ほど前に狐堰(きつねぜき)がつくられました。
この堰(せき)ができたことで、馬場新田(ばばしんでん)・金川・江添(えぞえ)・三橋・深沢・田中・竹屋・下窪の地区に水が通りました。この孤堰には次のような言い伝えがあります。
水不足にこまった人々は、ある日、田中村のいなり神社にお参りをしお願いをしました。すると、「来年の2月初午の日を待つべし」という神様のお告げがあり、人々はふしぎに思っていました。
この日を待ってふたたび神社にお参りをすると、白孤が,あらわれ、残雪に足あとをつけながら東南の方へ走っていき、駒形山のふもとで消えてしまぃました。この白狐の足あとをたどってほられたのが[狐堰」なのでした。