山都町勢要覧 -004/022page

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飯豊自然讃歌【自然】
東北のアルプス2,000m級の峰々が連なる

飯豊連峰
○雄大な自然を誇る飯豊連峰

いいでの集い
○いいでの集い(毎年7月下旬)

 万年雪を頂く霊峰飯豊は、大日岳を最高峰に飯豊山、御西岳など2,000m級の峰々が連なり「東北のアルプス」と称され、多くの人々に愛されています。
 原始的な自然が今なお残るこの山には、イイデリンドウやシラネアオイ・イワウメなど様々な高山植物が咲き乱れ、オコジョやカモシカ、蝶のべニヒカゲ、野烏などが生息しています。
 飯豊山は652年、役の小角と唐憎知道和尚が霊夢を感得して開いた山と言われています。五社権現を創建し、山麓には薬師寺をおきました。
 のちの1590年、真言宗蓮華寺の僧宥明が登排路を開くことを蒲生氏郷に悲願し、五年の歳月をかけて完成しました。その後、氏郷の子秀行が社殿を修築し、祈願所に定めました。それ以来、飯豊山は修験者の修業の場として、更には、地元住民の信仰の山として尊ばれました。
 戦前までは女人禁制で、会津の男子は13・14歳になると白装束に杖を持ち「六根清浄、お山は晴天・・・」と唱えながら登らなければならなかったと言われています。その風習を受け継いで、中学生になると飯豊登山をする行事がほうぼうで見受けられます。
 昭和30年から「いいでの集い」が毎年7月下旬に開催されすでに41回を迎えました。その崇高さと雄大さに引かれ、今では遠くからも多くの人々がやって来て山頂をめざします。

○飯豊のシンボル、イイデリンドウ
イイデリンドウ

飯豊山からのご来光

○オンバ様(姥権現)
オンバ様

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