高郷村勢要覧 -025/035page

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「たかさと」の元気は業態の創意から。

観光協会
さりげなく。感動を共有したい!![賑わい」の裏方は観光協会。
漕艇場との連携、高稜山岳会と鳥屋山関連事業、文化財審議会や公民館と文化情報発信、商工会と観光マップづくり。それに、夏まつりや雪まつりの企画など、村の賑わいづくりに観光協会の活躍は欠かせません。

商工会
小さな試み、大きな夢!!役割が増大する商工会。
商店の業態改善、農業の法人化。女性パワーによる起業化。それに伝統関連産業の開発など、地域起しの担い手としての役割が、年々増大しています。郷土のおみやげ品づくり第1号のキャラクター菓子「雷夢かぼちゃパイ」を開発。

かぶ
金融優先からJAが還ってくる!!団結力を誇る2つの農協の試練。
阿賀川の両岸に旧村域ごとの2つの農協があります。いずれも米が集出荷の中心ですが、塩蔵加工の促進など、伝統の畑作のノウハウを活かした農業の業態変革に無尽蔵の活力を秘めています。

稲刈り
水田営農の活性化にとって、複合化は欠かせない。しかし、米だって!
市場で人気の高いコシヒカリやササニシキの生産拡大、直播栽培等による低コスト・省力化。総労働時間の低減。食味の良い高品質米づくりは今、価格や販路等流通適環境の変革を含めた新たな展開に期待が寄せられてきました。

パワーショベル
業態はリストラ先取りの社会奉仕型!!躍進する建設業。
村内外の社会資本が着々と整備されるのに伴ない、建設関連業者も増加し、生産所得も村内総生産の30%を占めるまでになりました。そして、就労環境も飛躍的に改善されました。

 田地より畑地が多かった郷土は、農業構造改善事業の先駆けとなり水田化を指向。昔も今も、高郷村の農業の基幹作物は水稲ですが、水田が農用地約680ヘクタールの8割を占めるようになりました。
流通構造が分かりにくくした消費者の鮮度や食味への志向。
 したがって、村内で6割を占める農家の多くは米+農外収人型。担い手農家を励まし続けてきた、きゅうり、トマト、アスパラ、いんげん等の生鮮野菜の栽培による米+アルファ型は、その生産出荷体制が全国的に端境期から周年型へ進展し、いまでは供給過剰の傾向にあります。さらに、貿易の自由化を目前にして、我が国の農業、農村及び食品産業は、新たな変革の時代を迎えています。
青年農業者と。認定農業者と。女性と高齢者の意欲と能力と。
 そのため、まず農業者は「単なる生産者」から脱して、生産から消費に至る供給経路全体を視野に人れ、かつ、労働時間や生涯所得に配慮した業態を創出し得る、たくましさが求められています。
 それには、女性の意欲とセンス、高齢者の経験を生かした農業、農村における役割を見つめ直し、その能力を十分に発揮できる環境づくりが欠かせません。
多様な食糧需要に応え、農村と都市の交流の絆に。
 さて、消費にかかわる人々の顔の見える業態を創り山す多様なチャンネルの、一つに、地元会津の卸売市場や小売業、消費者グループや生協があり、都市型生活者とのネットワークづくりの楽しみがあります。
 こうして、兼業農家の就労の場でもある都市型生活空間と、心豊かな食生活の食材提供の場である農村型が補完・触発しあい、新鮮で風土の香りの深い農産物が地域間交流促進の絆になり得れば、農業の魅力はひと味異なったものになるにちがいありません。
会津米と。生鮮野菜と。ハワイでも話題の雷神そぱ。
 米の化産調整による転作を契機に、高郷村では蕎麦や豆類、野菜の栽培が多くなり、白慢の地粉100%の「雷神そば」は、村の交流拠点・ふれあいランド高郷の名物メニューとなり、ゆうパックのふるさと便で全国にも発信しています。それに、女性たちの新鮮な自家野菜の青空市場も好評です。
 郷土食でもある白家用納豆づくりにヒントを得、甘なつかしい「小鈴納豆」が村内で発売され、きなこを水飴で固めた「喜兵衛飴」も予約制で製造するなど、農閑期を利用したささやかな起業化の試みも増えています。
 仲問には非農家や兼業農家、女性、高齢者も多く、農村地域活生化の新たな息吹きとして注目されます。
休暇を農村で!!ココロ重視の「豊かさ感」を秘めた村里空間。
 二十一世紀は、産業が変わる時代。わたくしたちは、生産優先から生活重視へ、モノづくりからサービス提供へと産業をとりまく環境の変化に学びながら、村の産業振興に創意を凝らし続けます。

かぼちゃパイ

縫製工場
だから、村に生きることができた!!就労の選択性を高める進出企業群。
繊維関連が多く、兼業化なだれの農家の婦人就労の場を村内で提供し続け、女性が朝・夕・農業・農村地域の活性化に貢献できる機会を与え続けてくれた企業進出の役側は大きく、更なる、躍進が期待されます。

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掲載情報の著作権は高郷村に帰属します。
高郷村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。