わたしたちの郷土 高郷村 - 017/094page

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 げんりょう

 高郷村(たかさとむら)には全国(ぜんこく)でも有名(ゆうめい)な荻野石(おぎのいし)があります。この石は青味(あおみ)がかった目のつんだ凝灰岩(ぎょうかいがん)(軟石(なんせき))で、全国各地(かくち)に出荷(しゅっか)され使用(しよう)されています。工場(こうじょう)では、この荻野石を主とした国産石(こくさんせき)が30%、そのほか70%は中国・インド・韓国(かんこく)・南アフリカ・アメリカなどから輸入(ゆにゅう)した原石(げんせき)をげんりょうとして使用(しよう)しています。また、大理石(だいりせき)は100%イタリア産のものです。

▼荻野石の採掘(さいくつ)
荻野石の採掘

▼荻野石
荻野石
原料の流れ

 せいひん

 仕事(しごと)は、墓石(ぼせき)づくりと石工事(ビルや公園(こうえん)など)の2つに大きく分かれているので数では表(あらわ)せませんが、重(おも)さにすると一日13トンぐらいのせいひんをつくっています。これを墓石とすると約3基(き)にあたります。できたせいひんは、会津(あいづ)ぜんいき、関東方面(かんとうほうめん)へ送(おく)られます。

 また、荻野石は、原石のまま主に新潟(にいがた)・富山(とやま)・秋田(あきた)に出荷(しゅっか)されて石塀(いしべい)・土台(どだい)などに使用されています。近年(きんねん)は、やわらかいはだざわりや人間の心をなごませる青色の石ということで関東地方はもとより、遠(とお)くは九州まで出荷(しゅっか)されて、公園の歩道(ほどう)・建物(たてもの)の敷石(しきいし)として使用されています。


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