「いよいよ浅瀬へ、会津最後の海」(塩坪層)
Q5 下の写真は、どちらも「漣痕」をうつしたものです。「漣痕」とは、いったいなんのことなのか、「漣痕」は、どんなところにできるのか、2枚の写真をくらべて考えてみよう!
図12 軽沢峠付近で見られる「漣痕化石」(福島県指定文化財)
図13 相馬市松川浦で引き潮のときにあらわれる「できたての漣痕」
塩坪層をおいかけて、西会津町軽沢峠へ行くと、「蓮痕」とよばれる、波のうねりのあとを見ることができます。地層に残った波長の大きさから、水深は10メートルくらいと推定されています。耳をすますと、1,000万年前の波の音が、聞こえてくるようです。
会津の海は、いよいよ浅くなってきました。