わたしたちの郷土 西会津町 -057/122page
(4) 電気とガス
1.電気
町の人びとが使う電気の量 1990年代の町の人びとが使う電気の量は、1970〜80年代とくらべてみると、2倍近くふえています。これは、日本の高度成長期(こうどせいちょうき)にともない、ここ西会津でも人々の生活の程度(ていど)が高くなり、産業もさかんになったことで、電機を多く使うようになってきたことが原因です。
しかし、過去4年の電気の量を調べてみると、大口(おおくち)電力の量がへってきていることがわかります。これは、ここ数年続いている不景気(ふけいき)のため、たくさんの電気を使う工場などが閉鎖(へいさ)されたためと考えられます。また、一般電力がへってきているのは、地球の温暖化(おんだんか)など環境の異常(いじょう)のため、雪が年々へってきて融雪(ゆうせつ)で使う電気の量もへったためと考えられます。
電気の送られ方 町には、4つの発電所があります。車トンネルを境(さかい)にして、宝坂方面と奥川方面では、奥川第一、第二発電所が使われてます。町内の他の地域では、山郷発電所で作られた電気が使われます。