わたしたちの郷土 西会津町 -098/122page

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むかしの道具(どうぐ)

 西会津町(にしあいづまち)には,むかし使(つか)ったいろいろな生活の道具が残(のこ)っています。この道具をみると,むかしの人は,工夫(くふう)して道具をつくったことがわかります。また,むかしの町の人たちはどんなくらしをしてきたかがわかります。

農業(のうぎよう)に使った道具

 田をたがやすときに使った道具

▲代かき

くまぐわ> は,馬につけて田の土を細かくしたり,代(しろ)かきに使いました。はなどりといって,子どもが馬の口に竹ざおをつけて馬を歩かせました。

くこまざらい> は,田がぬかって馬が入れないひどろ田やせまい田の代かきに使いました。

〈えんぶり> は,まぐわやこまざらいで代かきをしたあと,田植(たう)えがしやすいように田の表面(ひょうめん)を平(たい)らにするために使いました。

 むかしは,田植えやいねかりは機械(きかい)を使わず,馬や牛を使ったり道具だけで仕事(しごと)をしたので,労働(ろうどう)時間は今よりも何倍(なんぱい)も多くかかりました。子どもも学校から帰ると,田や畑(はたけ)の仕事を手伝(てつだ)いました。


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