やさしく 美しい 西会津町の自然 -062/074page
■岩石がつくるいろいろな景色
【花(か)こう岩(がん)】 銚子(ちょうし)の口(くち) 端村(はむら)西会津町の景勝地(けいしょうち)「銚子の巧」の見事(みごと)な景色(けしき)は、花こう岩が侵食(しんしょく)*されてできたものです。花こう岩は、マグマ*が地下(ちか)の深いところでゆっくり固(かた)まった深成岩(しんせいがん)*のなかまです。いつまでもこの場所を大切にしたいですね。
【緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)】 尾登発電所付近(おのぼりはつでんしょふきん) 荻(おぎ)野層(そう)塔(とう)のへつり(下郷町)に似たこの景色は、甲石(かぶといし)と同じ緑色凝灰岩が川によって侵食(しんしょく)されてできたものです。「銚子の口」と比べてみましょう。岩石の種類によってこんなにも景色が違って見えます。
【玄武岩(げんぶがん)の柱状節理(ちゅうじょうせつり)】 男滝(おだき) 屋敷(やしき)マグマが急(きゅう)に冷(ひ)やされて固(かた)まった火山岩(かざんがん)にはたくさんのひび割(わ)れ(節理(せつり))が入ることがあります。写真のように柱状に入ったものを柱状節理といいます。玄武岩という真(ま)っ黒(くろ)な岩石でできています。