小学校社会科学習資料 わたしたちのきょう土 会津坂下町 - 094/110page
昔の家のようす
昔の農家(のうか)は,かややわらふきの屋根(やね)がほとんどでした。家の形は曲(ま)がり家(や)といって,かぎのように曲がった家が多くありました。柱(はしら)は太いものを使ったので,200年もたえられる家でした。
曲がり家
うまや
ふろば,便所
家の中に入るとすぐ土間(どま)になっており,入口のすぐわきに馬小屋があって,馬は人と同じように家の中でかわれていました。土間のすみには農具(のうぐ)がおかれており,こわれたものはしゅうりして大切に使われてました。、ふろばと便所は,となり合わせで作られていました。また,奥(おく)の方には来客(らいきゃく)用のざしきがあり,それ以外はむしろをしいたかんたんなつくりでした。土間(どま)に面(めん)した所すべてが仕事場になるように作られており,農業(のうぎょう)を第一と考えた家でした。