会津高田町勢要覧 -005/031page
至福をもたらす鳳凰がこの町には住むという
鳳凰 町重要文化財 日本記竟宴和歌(一巻)会津藩主保科正之公が寛文十年八月十七日に、城内で家臣や領内の神官などを集め、服部安休に「日本記神代巻」を講義させ、 この内容をもとに各人に和歌や漢字を詠じさせたもの。会津四社に奉献した中で、伊佐須美神社のものだけが現存しています。
国重要文化財 朱漆金剛装神興室町期の作といわれ、大永六年(一,五二六)八月、高田館主芦名盛安公、盛常公、盛常公父子が寄進したと伝えられています。 屋根は銅板葺、正面は朱漆金銅扉で、芦名家の縦二つ印紋が打たれ、さらに左三つ巴紋が付してあります。 また、まわりの高欄は金銅で、四方に階段を備え、階下に金銅の鳥居が立てられています。 このような構造は神興の中でも逸品といわれています。
町重要文化財 古代扉(一枚)全面に朱漆を、中央に潤達な椿文様を施した扉。内陣に用いられたものと伝えられています。
町重要文化財 黄金扉(一枚)旧社殿の奥深く、斎(いつ)きまつる御本殿の扉であったろうと推測されています。黄金をちりばめた金色燦然と輝く格調高い扉です。
県重要文化財 黄金扉(一枚)室町時代に作られたものと考察されます。高さ九十七センチメートルの寄木造り、漆塗りで長い間宝蔵の中に解体同然の姿で納められていたものを復元。 大きさからいって、呵、吽(あうん)の狛犬としては大きく、全国でも希有のものとされています。