(2) 新しいダム
いままでの堰やため池の用水では足りなくなったり,しせつが古くなったりしたので,いまの宮川ダムの上流に新宮川ダムがつくられています。
このダムができ上がると,会津高田町,会津本郷町,新鶴村,会津坂下町の4町村の4400ヘクタールの田畑がうるおうので,いまから完成が待たれています。昭和58年(1983年)にダムに沈む松坂地区(58戸)の移転が終わり,道路のかけ替えも完了し,ダム本体の工事がすすめられています。
用水路は山沿いの地下を通り宮川とり入れ口から会津坂下町の北のはずれまでつながっています。
ダムはコンクリートでできていて,高さ69メーートル,長さは325メートルもあります。貯められる水の量は1030万立方メートルで,東京ドーム10杯分も貯めることができます。
▲新宮川ダムの完成予想図 (平成16年 完成予定)