柴堰
この堰は,宮川と東尾岐川の合流する尾岐弛区の高橋にあります。この堰は古い歴史があり,1500年代につくられたとのことです。この堰水は旭地区・藤川地区の用水となり,会津本郷町玉路地区をもうるおしました。この堰は,川を川石や青柴でせき止めたかんたんなものであったので,柴堰の名がついたといわれています。
この堰の下に高田堰・永井野堰があったため,江戸時代の終わりごろから水の権利をめぐって争いが起こりました。しかし,昭和35年に三つの堰を合わせて大堰をつくったので,いまは争うことがなくなりました。平成8年には大規模な改修工事が行われ,これまでよりもたくさんの水をたくわえることができるようになりました。
▲柴堰(高橋頭首工)
堤の用水の利用地域
▲高橋頭首工の用水利用地域