会津盆地西部地区の農業 - 010/100page
(4)新鶴村の主な産業
豊かな自然にめぐまれた新鶴村の主な産業は,やはり農業です。米をはじめ,特産物の薬用にんじん,菊(きく),生食(せいしょく)ぶどう,和(わ)なし,アスパラガス,加エトマト,いんげん,しいたけ,りんごなど山間部から平野部まで,それぞれの特性をいかした農作物が作られています。
農業のほかに工業にも力を入れています。乾燥(かんそう)しいたけを作る工場,桐を利用した木工など,豊かな自然を利用した工場ができています。また,シャツやニット製品,電気器具の部品を作る工場もあります。
最近では,村が「大久保(おおくぼ)」地区に18ヘクタールの工業団地(だんち)を造り,工場がもっとできるようにしています。水道メーターや照明(しょうめい)器具を作る工場ができる予定です。
村では,観光(かんこう)も新しい産業として注目(ちゅうもく)しています。「新鶴温泉健康センター」と宿泊研修施設(しゅくはくけんしゅうしせつ)「ほっとぴあ新鶴」は,近くの市町村からも多くの観光客を集め,「中田の観音様」とともに大きな観光資源(しげん)となっています。村では,これらの観光資源を大切にして,農業と調和(ちょうわ)のとれた観光をめざしています。
▲薬用にんじん ▲ほっとぴあ新鶴