会津盆地西部地区の農業 - 032/100page

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(3)新鶴村の米づくり

新鶴村の農家の人たちに話をうかがいました。

農家の人  いねの苗(なえ)は,4月10日ころからビニールハウスの中で育てるんだよ。こうすると,苗も早く育つし,霜(しも)の害も受けないからね。日中は暑くなるので,わきを開けてお<んだ。種(たね)もみは,コシヒカリと初星(はつぼし)をJAから買っているよ。わたしの家では4月20日ころから田起(たお)こしをするよ。これは,田をたがやすことで,今年植えるいねの苗がよく育つようにしているんだ。今ではトラクターで去年刈(か)り取ったいねの株(かぶ)も根ごとほり起こせるから楽になったね。 農業写真

農家の人  5月に入ると代(しろ)かきを始めるよ。田に水を引いてから平らにたがやし,肥料(ひりょう)は水を引く前にまいておくんだ。代かきが終わると,流れてくる雑草や去年のいねの株を取りのぞき,水を張(は)っておくんだ。田植えは5月の連休で終わってしまうようにしている。川の水がなくならないようにほかの地区と田植えの時期をずらすんだ。いつもは会社に勤めているお父さんも仕事を休んで手伝ってくれるから助かるねえ。 農業写真

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