会津盆地西部地区の農業 - 058/100page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(4)高田梅

 会津高田町の高田梅は,栽培の歴吏が古く,室町(むろまち)時代に植えられた、「豊後(ぶんご)(今の大分(おおいた)県)梅」が栽培の始まりとされています。会津の人は,古くからこの梅を「梅漬け」や「梅酒」として利用してきました。

 最近では,りんごやももの栽培がふえ,梅畑はだんだんと少なくなってきています。しかし,高田梅は,中通(なかどお)りなどほかの地方でもさかんに作られるようになってきました。

 収穫(しゅうかく)された梅は,梅漬けの外に梅ジャム,梅ジュースや梅のはちみつ漬けにされたりもします。

 会津若松市や郡山(こおリやま)市の市場に出荷されるほかに,直接,宅配便などで,ほしい人に送ったりもします。

最近の梅の生産量(福島農林水産統計年報より)
梅の生産量

梅畑 収穫の様子
▲梅畑 ▲収穫の様子

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は会津高田町教育委員会、新鶴村教育委員会、会津坂下町教育委員会、会津本郷町教育委員会に帰属します。
会津高田町教育委員会、新鶴村教育委員会、会津坂下町教育委員会、会津本郷町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。