会津盆地西部地区の農業 - 060/100page
IV 各町や村の農業をさかんにするための工夫 ここまでは,わたしたちの住む地域の農業の様子や農産物について学習してきましたが,何といっても日本の農業の中心は米づくりです。そして,その米づくりには水が必要です。しかし,水は必要とする時に,使いたいだけいつでも取れるとはかぎりません。天候や地形に大きく関係します。そのため,夏の水の少ないときには干ばつにあったり,水を引くために人々があらそいをしたこともあります。
そこで,人々はこうしたことをなくすために,水を貯(た)めることや水の豊かな川から水を取ることに取りくみました。水を貯める施設(しせつ)のことを堤(つつみ)と言います。また,川から水を取る施設のことを堰(せき)と言います。
わたしたちの町や村には,どのような堤や堰があるのか,それらは,昔どのような苦労の末に造られたのかを学習しましょう。
さらには,条件のよい農地を作る土地改良事業(とちかいりょうじぎょう)やじょうぶで味が良くてたくさんとれる作物を研究する品種改良(ひんしゅかいりょう)などについて学習しましょう。