会津盆地西部地区の農業 - 089/100page
新宮川ダムの造り方は,RCD工法(こうほう)といって,これまでのようにやわらかいコンクリートを型枠(かたわく)の中に流し入れて固(かた)まるのを待つ方法ではなく,土ぐらいの固さのコンクリートをダンプトラックで運んで,しローラーやブルトーザーで締め固める方法で工事します。
このような方法で工事をすると,工事費が安くなりダムが早くできるようになります。【順序】
コンクリートを練り混ぜ,ダンプカーに積み込みます。
ダムまでコンクリートを運びます。このダムでは上下に動く橋を渡ってダムに入ります。
ブルドーザーが待っている場所にコンクリートをおろします。
ブルドーザーでコンクリートを平らに広げていきます。
振動目地切機という機械で,コンクリートの幅を15mずつに区切っていきます。鉄板をブルブル振るわしてコンクリートの中に埋めていきます。
ローラーでブルブル振動を加えて,コンクリートがすきまなく固くしまるようにします。伺回も何回もして、ていねいに仕上げます。
毎日毎日こうやって,てっぺんまで(高さ69m)とどくとダムのできあがりです。