会津盆地西部地区の農業 - 094/100page
VI これからの農業と食料
1.農家のくらし これまで学習してきたように,土地改良事業によって,田んぼや畑は農業機械が使いやすいように改良され,洪水(こうずい)や干(かん)ばつの被害(ひがい)もダムや堰(せき)によって守られるようになりました。また,作物もおいしくてたくさんとれ,病害虫や寒さに強い品種に改良されてきました。
昔の農家のくらしは,朝早くから日が暮(く)れるまで働き,牛や馬が機械の代わりでした。また,働く人もお父さんお母さんが中心で,いそがしい時にはお年寄りや子供も協力して働いたものでした。
今では,牛や馬がトラクターやコンバインなどの機械に代(か)わり,作業もはかどって働く時間が短くてすむようになりました。そのため,生活にもゆとりができて,農業以外の仕事をしたり,レクリェーションなどを楽しむ人もふえてきました。
▲大型トラクター ▲直播栽培の水田(会津高田町矢木沢地区)
わたしの家では,米とたばこを主に作っています。大型トラクターやコンバイン,乾燥(かんそう)機を使って仕事をしています。大型のトラクターなどは何百万円も