鮭立磨崖仏 - 001/135page
鮭立磨崖仏
山すそのゆうのなかに
只見川のほとりの金山町横田。
ここで国道二五二号より岐れて、山入川沿いの県道を約五キロほどさかのぼると鮭立の集落につきます。
集落の背後にある石田山、その山すそのゆうの中に会津地方でただ一ケ所他にはない磨崖仏群があります。
江戸時代後期の天明の頃には重い年貢と続く凶作、その中でせっせと働いた農民の救いは何だったのでしょうか。
このころ、鮭立に土着していたある修験者が、五穀豊饒と病苦の退散を祈って磨崖仏を彫ったと伝えられています。