鮭立磨崖仏 - 010/135page

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と伝えられ、国指定の史蹟として修理保存の手が加えられています。これと阿弥陀堂石仏、観音堂石仏とを総称した大悲山磨崖仏は、臼杵、大谷とともに日本の三大磨崖仏といわれています。隣の双葉町には薬師如来や大日如来等があります。鎌倉時代の作と推定され大悲山の影響をうけているといわれています。どちらも製作された当時は彩色されていてきれいだったと伝えられています。その後次第に周辺各地で作られるようになりました。

 福島県でも、宮城県南部を含む浜通り中通りの地域は、奈良県を中心とした近畿圏、大分県を中心とした北九州地域と共に日本の三大磨崖仏密集地帯です。

 会津ではなぜか二、三の単体像はありますが、鮭立のような磨崖仏はありません。

 当地鮭立の磨崖仏がいつころ、どうしてつくられたかを知る史料はまだ見つかって

磨崖仏付近から望む鮭立の村里
磨崖仏付近から望む鮭立の村里


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