私たちの郷土 昭和村 - 012/099page

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5.村の年中行事(ねんちゅうぎょうじ)

 昭和村には,新しいものや古(ふる)いさまざまな年中行事があります。代表的(だいひょうてき)なものを四季(しき)にわけて紹介(しょうかい)しましょう。

正月(しょうがつ)の行事

 ◇元旦(がんたん)と初詣(はつもうで)
 元旦の宮参(みやまい)りは,どの地域(ちいき)でも行われています。下中津川地区では,夜明(よあ)けごろ家中で家紋(かもん)入りのちょうちんを先頭(せんとう)に鎮守様(ちんじゅさま)(熊野神社(くまのじんじゃ)),稲荷(いなり)神社にお参(まい)りします。

 ◇山入(やまい)り (2日)
 この行事の起(お)こりは,この地方(ちほう)が,山仕事(やましごと)が生活のすべてであったので,仕事始(はじ)めの大切(たいせつ)な行事でした。

 ◇だんごさし (12日)
 家中で団子(だんご)をさして,家内安全(かないあんぜん)を願(ねが)います。

 ◇歳(さい)の神(かみ) (12〜15日)
 歳の神の火で餅(もち)を焼(や)いて食べると,腹痛(ふくつう)や頭痛(ずつう)にならずに過(す)ごせるといわれているお正月の大切な行事です。学問や針(はり)仕事の上達(じょうたつ)を願って子供たちが色紙(いろがみ)で飾(かざ)りを作り,それをいっしょに燃(も)やすという昔からの風習(ふうしゅう)が今でも残(のこ)っています。

正月の行事
正月の行事


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