私たちの郷土 昭和村 - 022/099page
(6)製品(せいひん)へ
@苧積み(おうみ)
親指(おやゆび)と小指(こゆび)であおそ(青苧)を細(ほそ)くさき,よりをかけます。この工程(こうてい)も根気(こんき)のいる手作業(てさぎょう)です。
※400グラムの帯用(おびよう)の「苧積(おう)み」に要(よう)する期間(きかん)は,縦糸(たていと)が40〜50日間,横糸(よこいと)が平均(へいきん)で約1ヵ月を要します。
A手織(てお)り
1本の「帯(おび)」を織るまでに(青苧から製品まで),80〜100日を要します。
◇「からむし織」の製品
からむし織は弾力性(だんりょくせい)があり,軽(かる)く吸質性(きゅうしつせい)も良いので,夏衣(なつぎ)として使用(しよう)されています。現在は,着物(きもの)を織るほか,帯や日用品(にちようひん)の小物(こもの)が観光物産品(かんこうぶっさんひん)としても生産(せいさん)されています。
また,村やJA昭和村工芸課(こうげいか)では新しい商品の開発(かいはつ)や販路(はんろ)について,いろいろな工夫(くふう)がなされています。