私たちの郷土 昭和村 - 026/099page

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(2)米作り

 昭和村の土地利用図(とちりようず)からもわかるように,田は川に沿(そ)ってつくられています。ここは平地(へいち)が広がっており,水もたくさんあるからです。

 農家(のうか)ではトラタターや田植(たう)え機,コンバインなどのいろいろな機械(きかい)を使(つか)って仕事をしています。また,農家の人たちは田植えや稲刈(いねか)りなどの忙(いそが)しいときになると,協力(きょうりょく)して仕事を進(すす)め,米作りにはげんでいます。

 春になると,農家の人は苗(なえ)どこの雪をかたづける仕事から始(はじ)めなければなりません。そして,肥料(ひりょう)をまぜた土に種(たね)もみをまき,育苗器(いくびょうき)に入れて苗を育(そだ)てます。その後は苗をハウスに移(うつ)し,気温(きおん)が下(さ)がりすぎないように注意(ちゅうい)しながら大切に育てます。今は農協(のうきょう)(JA昭和)の育苗センターが各地区(かくちく)にあり,そこでまとめて苗を育てたりしています。

 苗を育てている間,肥料と土をよくまぜるために田おこしや水を入れて代(しろ)かきを始めます。こうして苗がよく育つ土にしてから,ハウスの中で大きくなった苗を植(う)えるのです。

<米作りごよみ>

4月

5月

・雪をかたづけ苗どこをつくる。
・種もみをまく。
・たいひなどの肥料をまく。
・田おこしをする。
・代(しろ)かき,田植えをする。

 夏には,田の水がかれないように見て回ったり,草取(くさと)りをしたりします。また稲(いね)を病気(びょうき)や害虫から守(まも)るために無人(むじん)ヘリコプターや消毒器(しょうどくき)で阿回か消毒をします。

6月

8月

・水の管理(かんり)をする。
・あぜの草刈りをする。
・草取り,消毒をする。
・追肥(ついひ)をする。


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