私たちの郷土 昭和村 - 039/099page

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(2)食品加工(しょくひんかこう)工場

 昭和村には,山菜(さんさい)やきのこを加工する会社があります。ここは,2つの工場と1つの営業所(えいぎょうしょ)を持っており,昭和村のなかでも規模(きぼ)の大きな会社です。
 この会社は,昭和38年に大芦に工場を開業(かいぎょう)しました。現在では,喰丸の工場に本社(ほんしゃ)を移(うつ)しています。

 現在,この会社全体(ぜんたい)で約70名の人が働いています。近年(きんねん)は,コンピュータを取り入れ,作業(さぎょう)の自動化(じどうか)に努(つと)めています。

 喰丸にある山菜加工工場では,山菜やきのこを加工して袋(ふくろ)づめし,県内を始め,東北地方(とうほくちほう)・関東(かんとう)地方,遠くは関西方面(かんさいほうめん)まで出荷(しゅっか)しています。

食品加工工場

工場で働く人たちのお話

 ここの工場で加工している山菜やきのこは,以前(いぜん)は地元(じもと)でとれた物がう多かったのですが,近年は,地元産の物は量(りょう)が少なくなってきているなどの理由(りゆう)から,長野県(ながのけん)や新潟県(にいがたけん)でとれた物が多くなっています。また,遠く外国から輸入(ゆにゅう)された物を使うことも多くなってきました。

 この会社では,工場で作った品物がたくさん売れるために,さまざまな工夫(くふう)をしています。例(たと)えば,今はどんな物がたくさん売れるのかを調べたり,同じ物ばかりでなく,新しい商品(しょうひん)の開発(かいはつ)に力を入れています。また,急(いそ)ぎの注文(ちゅうもん)が来たりした時など,材料(ざいりょう)がなかったりすることもあり,苦労(くろう)することもあります。

工場で働く人たちのお話


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