私たちの郷土 昭和村 - 038/099page
なぜテープレコーダーの部品(ぶひん)を外国に輸出(ゆしゅつ)して,そこで組み立てるようなしくみになっているのでしょうか。
それは,日本で製品(せいひん)を組み立てるよりも,外国で製品を組み立てる方が安くできるからです。現在では,韓国(かんこく)・中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく)・台湾(たいわん)・マレーシア・インドネシアなどの国に部品を輸出して、そこの工場でテープレコーダーを組み立てています。これらの国では,日本よりも人件費(じんけんひ)(働いている人たちに払(はら)う給料(きゅうりょう))が安いため,わざわざ外国に運ぶためにかかるお金(輸送費(ゆそうひ))を入れても,日本よりもずっと安く作れるといううわけです。