私たちの郷土 昭和村 - 062/099page
(4)雪の害をふせぐ
大雪の降(ふ)る昭和村
昭和村は,積雪期間(せきせつきかん)が4カ月以上にも及(およ)び,たくさんの雪が降り特別豪雪地帯(とくべつごうせつちたい)に指定(してい)されています。
昭和48年には,降り積(つ)もった雪が,374センチメートルを記録(きろく)しました。また,昭和38年や昭和40年の大雪では,道路が不通(ふつう)になり生活に必要(ひつよう)な物が不足(ふそく)し,大変困(たいへんこま)りました。このときには,ヘリコプターで,食料(しょくりょう)や燃料(ねんりょう)を運んだりしました。
雪を取り除(のぞ)く除雪(じょせつ)にも,たくさんのお金が使われています。たとえば平成5年の除雪にかかった費用(ひよう)は,3,665万円にもなりました。
雪とたたかう
村は,除雪を二つの方法で行っています。一つは,消雪(しょうせつ)パイプによる除雪です。消雪パイプは,村内各地の道路に備(そな)えられています。もう一つは,除雪機械(じょせつきかい)によるものです。村では,13台の除雪機械をもっています。雪が降った日には,除雪機械の運転手(うんてんしゅ)さんは朝4時から道路の除雪作業(さぎょう)を行います。