私たちの郷土 昭和村 - 076/099page
X これからの昭和村
1.交通面で,さらに便利(べんり)にしようという動(うご)き
国道400号
国道400号(昭和村から下郷(しもごう)町の国道121号へぬける道)は平成7年の冬から除雪(じょせつ)が行われる予定です。道路の幅(はば)は,まだまだせまいところもあり大型車(おおがたしゃ)の通行にはむずかしいところもありますが,徐々(じょじょ)に整(ととの)えられていく計画です。現在,冬期間は,川口経由(けいゆ)で国道252号に出るのと,小野川から西山廻(にしやままわ)りで国道252号に出る道の2つしかありません。それに比べると,とても便利になります。
どんなところが良くなったり便利になったりするのか考えてみよう
(1)田島(たじま)町や下郷町にも,通勤(つうきん)できるようになります。つまり,昭和村に住みながら,村から他の市町村へ仕事で通(かよ)う範囲(はんい)も大きく広がることになります。それによって村を出て行く若者に,少しは歯止(はど)めがかかる効果も期待されます。
(2)村で作られた商品(かすみ草やしいたけ,食品,雑貨類(ざっかるいなど)を関東(かんとう)へ運ぶ際(さい),かなりの時間短縮(たんしゅく)と経費(けいひ)の節約(せつやく)になります。
(3)東京をはじめとする,関東各県でくらしている村の出身者(しゅっしんしゃ)の多くが,冬でも帰省(きせい)しやすくなります。
(4)将来(しょうらい),福島県の中通(なかどお)り・浜通(はまどお)り地方の人(ひと)たちや関東地方の人たちが,豊(ゆた)かな大自然とからむし織(おり)と花作りの里(さと),昭和村を大勢訪(おおぜいおとず)れるようになることも考之られます。村の観光産業(かんこうさんぎょう)を中心に商業(しょうぎょう)・農業も発展(はってん)させようとする動きも生まれてきます。
(5)下郷町には会津鉄道(てつどう)が走っているので,東京へでかけるときでも電車で約4時間て行くことができます。