私たちの郷土 昭和村 - 087/099page
昭和村の老人(ろうじん)福祉については,『社会福祉法人昭和村社会福祉協議会』(社協)という機関(きかん)が設(もう)けられ,村内の一人ぐらしや寝(ね)たきりのお年寄りの援助活動を行っています。
そして,現在(げんざい)では,ヘルパー(主(おも)に一人ぐらしの高齢者(こうれいしゃ)や身体障害者(しんたいしょうがいしゃ)の生活を援助(えんじょ)する人)2人,福祉活動専門員(せんもんいん)1人,運転手(うんてんしゅ)1人の計4人で仕事を行っています。
仕事の内容(ないよう)は,大きく分けて3つあります。1つは,主(おも)に一人ぐらしのお年寄り宅(たく)を訪問(ほうもん)し,食事(しょくじ)・買(か)い物(もの)・洗濯(せんたく)などの援助サービスを行っています。2つ目は,寝たきりでいるお年寄り宅を訪問して,お風呂(ふろ)にいれてあげたり,床(とこ)ずれの治療(ちりょう)をしてあげたりと,いろいろな介護(かいご)サービスを行っています。ヘルパーさんが,訪問する家庭は現在,約22軒(けん)ぐらいあります。3つ目は,村の各種団体(かくしゅだんたい)への資金提供(しきんていきょう)です。これには,老人クラブや身体障害者福祉会(しんたいしょうがいしゃふくしかい)などがあります。
今後(こんご)さらに高齢化が進むことが予想(よそう)される村において,この社協が行っている仕事はますます大切で,必要(ひつよう)なことになりつつあります。そうしたときに,他の市町村に先駆(さきが)けて,医療関係機関(いりょうかんけいきかん)と保健機関,さらに社会福祉機関が,1つの大きな施設(しせつ)の中にまとまるという構想(こうそう)は,福祉充実(じゅうじつ)といった面(めん)からも,村民から大きな期待(きたい)が寄(よ)せられています。
▲ヘルパーの活動