私たちの郷土 昭和村 - 086/099page
に診察(しんさつ)を受けられるようになります。
今までの診療所と大きく違(ちが)う点は,いろいろな検査(けんさ)をする機械(きかい)や治療(ちりょう)に使う機器(きき)をより多く備(そな)え,幅広(はばひろ)い診察・治療ができる点です。また,診療所を訪(おとず)れる患者(かんじゃ)さんの多くが村民であるということから,診療所の医師(いし)(先生)は,村民一人一人のことをとてもよく理解(りかい)しておられるので,適切(てきせつ)な診療ができるのです。
高齢者(こうれいしゃ)生活福祉(ふくし)センター
「高齢者生活福祉センター」をつくり,身体(からだ)の弱(よわ)いお年寄(としよ)りを中心に援助活動(えんじょかつどう)を行います。それによって,村のお年寄りや身体に障害(しょうがい)をもつ人たちが今まで以上に,安心してくらせるようになります。例(たと)えば,寝(ね)たきりでいるお年寄りや身体の弱いお年寄りを一日預(あず)かり,食事(しょくじ)をとっていただいたり,みんなで楽しくお話をするなどしてゆっくりくつろいでもらったりします。
また,寝たきりのお年寄りを車で送(おく)り迎(むか)えをすることはもちろん,お風呂(ふろ)にいれてあげたり,普段(ふだん)家庭ではなかなかできないことを,この施設(しせつ)の係の人たちが献身的(けんしんてき)にサービスしてくれます。
さらに,自分たちだけで生活できるというお年寄りで,しかも,センター内(ない)に住(す)みたいというお年寄りを対象(たいしょう)に,この敷地内(しきちない)につくられた集合住宅(しゅうごうじゅうたく)に住んでもらうという計画もあります。そうすることによって,村はずれにくらすという不便(ふべん)さと雪かたしなどのわずらわしさから解放(かいほう)してあげることができます。
現在の 『社会福祉法人(しゃかいふくしほうじん)昭和村社会福祉協議会(きょうぎかい)』の役割(やくわり)とこれからのことについて考えてみよう。