昭和村 あんじゃ こんじゃ -031/057page
乾燥
良品・不良品に区別して繊維を小さく束ね、座敷に設置した角竿にかけ、二、三日陰干しをします。
苧績み
乾燥した原麻を水でしめらせ、爪で細かく裂き、太さが均等になるよう、先端を指で撚り合わせながら繊維を繋いでいきます。冬
撚りかけ
おぼけと呼ばれる丸ワッパにためられた糸を静かに取りだして湿らせ、糸車で撚りをかけ、丈夫な糸に仕上げます。
高機(たかばた)織り
高機は、二十四、五年前から導入され、着尺から帯び、小物類の製品は全て手織りです。
地機(じばた)織り
地機は昔から昭和村で使用されてきました。からむしの反物以外にも、麻などで日常に使う布も作られました。
雪さらし
昭和村では昔から染める前に行いました。
3月カタ雪の頃、晴れた日に数日行うと、からむしの布はしなやかに軽く、白くなります。