わたくしたちのきょう土 田島町 -081/114page

11　武士の世の中

○　鴫山城

鴫山城の築城

　鴫山城が作られたのは、南北朝争乱期の終わりごろ(至徳元年1384)盧名直盛の黒川城が作られ、応永6年(1399)の足利満直・満貞の陸奥入国の前後であると考えられている。

鴫山城の存在

　鴫山城は、戦国期から近世初期まで存在した。天正18年(1590)会津入りした蒲生氏郷は黒川城は本城とし、九つの支城と呼ばれる城をもち、その中に南山城とあるが、それが鴫山城を指していると思われる。

○　復元された鴫山城跡（大門跡）

大門跡の復元作業の様子

　伊南城主河原田盛次の将、河原田大膳盛勝の率いる兵と大豆渡村(黒沢)の合戦となり、鴫山城主弥七郎盛秀は、この戦の傷がもとで死亡したらしい。(天正18年3月2日1590)

徳昌寺（山寺）

弥七郎盛秀の墓（右から2番目）