下郷町町勢要覧 -027/057page

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より美しく賑やかなまち下郷
I 多彩な交流事業の推進

 山間にひっそりと佇む「大内宿」は、江戸時代の宿場の面影を今に残す、全国でも数少ない貴重な集落で、そこは一歩足を踏み入れると、まるで異次元に迷い込んだように、今もゆるやかに時が流れています。城下町会津と関東を結ぶ、かつての会津西街道(南山通り)の街道筋にあって、当時は参勤交代の大名行列や生活物資を運ぶ商人、多くの旅人が行き交うなど、交通の要所として大変なにぎわいをみせていたといわれます。ところが明治に入り、大内宿を大きくそれて国道が開通すると、人影も途絶え、忘れられた村となっていきました。しかし、それが幸いしてか同じ作りの萱葺き屋根が整然と並び、家々の前には生活用水の清らかな水の流れもそのままに、当時の宿場のたたずまいを残すことができたのでした。こうして一度の火災を出すこともなく、静かに静かに生き続けた大内宿は、戦後、貴重な文化財として再び脚光をあびることになったのです。昭和56年国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、昭和59年には本陣が復元されて町並み展示館として一般公開されています。ここにはまた、古式ゆかしい行事「半夏まつり」(毎年7月2日)が今も伝えられており、冬は雪まつりでにぎわいます。

冬の大内宿

バトミントン交流

イベント

バーベキュー

そばうち

交流試合

姉妹都市提携盟約調印式


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