ゆたかな下郷町の自然-005/105page
○阿賀川(大川)には、旭ダム・塔のへつり・大川ダム・若郷湖などの流れのゆるやかなところもあるが、ウグイ・アブラハヤ・オイカワ・コイ・フナなどの淡水魚が多い。これらのダムには、冬鳥のガン・カモ類の水鳥も数多くおとずれる。
川はきれいなままでおきたいね。
【ウグイ】(コイ科)
阿賀川にはウグイがいちばん多く生息している。
ウグイは、アカハラ・ハヤ・ヘイッコなどともよばれ、戸石川・加藤谷川・観音川・鶴沼川などにも生息している。
産卵期の5月の連休のころになると、ウグイは、砂や小石のあるよい場所をみつけて産卵する。産卵期には、腹の部分のうろこが赤色をおびて美しい色となる。これを婚姻色という。
【戸石川】
(倉谷ふきん)
木地小屋、赤土、戸石、桑取火の上流の沢を集めて姫川から阿賀川にそそぐ谷川で、イワナ・ヤマメ・ウグイ・アブラハヤが生息している。
美しい声でなくカジカガエルも生息している。田植えのころから夏にかけて水量がへってしまうのがざんねんである。
【ヤマメ】(サケ科)
イワナと同じサケ科の魚だが、天然種ではなく、稚魚を放流する。
海に下るサクラマスと同じだが、ヤマメは、オスが多く、2年で20cmくらいに成長し、姿も美しく、ひじょうにおいしい。