ゆたかな下郷町の自然-018/105page
◆春の七草
セリ(芹)・ナズナ(薺)・オギョウ(御形)・ハコベラ(繁■)・ホトケノザ(仏座)・スズナ(菘
)・ススシロ(清白)
※オギョウ(御形)はハハコグサのことで、ハコベラ(繁■)はハコベで、ホトケノザ(仏座)はコオニタビラコ、スズナ(菘)はカブのことで、ススシロ(清白)はダイコンのことである。
草をつんで食べることは、昔から行われてきた。それらが正月行事とむすびついて、七日正月に七草粥をたいて食べ、万病(まんびょう)にかからないように願って、一年中の健康と、じゃき(邪気)をはらう七草という正月行事となったと考えていいでしょう。いまでは、七草をビニールハウスでさいばいして、スーパーで売っている。
【セリ】(セリ科)
しめったところによく生える。ちょっと水がながれている小川の岸や、しめった休耕田などに生える。
形の大きいドクゼリもあるので注意がひつようです。
【ナズナ】(アブラナ科)
たんぼや畑や空き地など、どこにでも見られる植物である。
べンペングサなどといわれて知られている草で、仲間もたくさんある。
グンバイナズナ・イヌナズナ・マメグンバイナズナなどがある。
【ハハコグサ】(キク科)
ホウコグサ
オギョウなどともいう。
仲間が多い。
カワラハハコ
ヤマハハコ
チチコグサなどがある。