ゆたかな下郷町の自然-080/105page

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4.下郷町の桜
1994年4月27日町内の桜の開花状況をみて回った。開花の状況は、近年になく見事な開花状況であった。
戸赤地区・音金地区・中山地区は開花が遅れ、蕾がかたかった。桜の様子を見て回って気付いたことは、どこの地区の桜もテングス病に罹って、花の咲けない枝のあることである。テングス病に罹った枝は一目で分かり、枝がびっしりと固まって出て、葉だけが出て花が付かない。病気の枝は、一本一本切り落とす対策が必要である。
特に見事だった桜は、水門地区の墓地にあるエドヒガン(江戸彼岸)の古大木桜・湯野上温泉駅のソメイヨシノ(染井吉野)・中山風穴公園のソメイヨシノ(染井吉野)・弥五島満願寺のシダレザクラ(枝垂桜)・落合養樽公園駅近くの民家のオオヤマザクラ・(大山桜)・小野観音のヤマザクラ(山桜)・豊成分校跡のソメイヨシノ(染井吉野)弥五島の長沼家の墓地のシダレザクラで、そのほかにも美しい桜の名所が沢山あった。
サトザクラ(八重桜)は開花していなかった。
ソメイヨシノ(染井吉野)
町内では、一番数が多い桜で、旭田地区・楢原地区・江川地区ともに、学校や学校跡、公園等に多く植栽されている。ソメイヨシノは、ヤマザクラのような優雅さはないが、ピンク色の花がびっしりと着き、すこぶるにぎやかで、葉に先立って花が咲き、実に見事である。若樹から古木まで町中が花盛りであった。
今年は、ウソ(野鳥)の被害もなくどこも花、花、花であった。
中でも、豊成分校のソメイヨシノ(染井吉野)は、わが町の西の張出横綱といったところである。
旧豊成分校跡のソメイヨシノ
【旧豊成分校跡のソメイヨシノ】
湯野上温泉駅のソメイヨシノ
【湯野上温泉駅のソメイヨシノ】


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