ゆたかな下郷町の自然-095/105page
(2)川がつくった地形
◇V字谷(ブイじだに)
長い間流れ続ける川は、土砂を削ったり、土砂や石を下流に運んだり、大きな仕事をしている。土や砂や岩を削り取る(侵食作用)・土や砂や石を運ぶ(運搬作用)川の水が濁っているときは、土や砂を運んでいるからです。
川は、長い年月をかけて川底を削り取って深い谷をつくる。川は上流ほど傾斜が急で、川の途中には、滝もたくさんある。
【V字谷】
V字形の深い谷にほりこまれた山は、尾根がするどくとがってきます。
雪解け水や大雨などで増水するとどんどん山が削りとられてV字谷ができる。
【扇状地 音金地区】
音金扇状地は、加藤谷川と番屋川にはさまれていて、南部の高山から流れ出た土砂が、長い年月をかけて堆積して扇状地が出来たのです。
【河岸蔑丘の白岩地区】
河岸段丘は、川幅が広がり、川原のある土地がゆっくり隆起すると、岸に平らな段丘ができる。何回も繰り返すとこのような段丘ができる。
このような場所は、ほかにもたくさんある。