ゆたかな下郷町の自然-096/105page
◆地層
大地をつくっているのは岩石である。岩石の現れているところを露頭という。露頭で岩石の出ている状態を産状(さんじょう)という。産状は、岩石のできかたと深い関係がある。
◇堆積岩は、れきや砂、火山灰などが、海底などにつもってできた岩である。
れき岩・砂岩・けつ岩・凝灰岩などがある。
新道工事や、川原の切り通しや崖くずれあとなどで、地層や岩石の産状をみることができる。
【塔のへつりの地層】
このしま模様の地層は、砂岩や緑色凝灰岩・花崗閃緑岩・流紋岩の礫などの混じった地層が、流水や風雨によって侵食され、凹凸の美しい風観をつくりあげた。
化石が出るかもしれないので調べてみよう。
【阿賀川(大川)旭ダムの上流の川底に現れた砂岩の地層】
やわらかい砂の層が露出している。地層の観察には絶好の場所である。
楢原・旭日・江川地区とも地層や岩石の産状は多い。