わがふるさと舘岩村-096/117page

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こうして百数十年間,木地師たちの生活が保城村で続いてきましたが終わる時が来ました。

保城
保城
此の地は朝早くより又夕日は暗くなる頃迄あたっているので、水田には適しているやうだから、将来はよい田地となることゝ皆喜んで励んでいます。只惜しいことには標高が高過ぎるのがこゝの欠点であるやうに思はれる。
木地職をやめて保城をあとにして
高杖原に農となりけり 凡水
昭和33年9月
保城とは名のみ残して高杖の
原に移りて田畑のひらけり 凡水
(郷土誌より)
▲昭和35年(1960年)水田 約15ha 畑約 30ha

高冷地を有効に生かそう
大根栽培(舘岩地区)
五十五年に1名の生産者により導入された高原大根は、二百アール、販売数六千ケース、販売売額五百六十万円。平均単価九百三十円の実績をおさめ、市場の好評を得た。
導入年度からまだ五年の栽培歴であり、これからといったところである。
当地は土壌・気象ともに適地適作の作目選定をし、近年ほんの少しずつではあるが、その成果ををうかがわせる。
大根の出荷
▲大根の出荷
○逆に,高杖の気こうを利用した農業が考えられ,大根作りがさかんになりました。


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