伊南村村勢要覧 -018/027page
伝統を生んだ歴史上の舞台
▲大桃の舞台
うっそうとした杉林に佇む大桃の舞台は、全国でも珍しいかぶと造りのかやぶ き屋根。多くの農民歌舞伎が行われてきた舞台です。国指定重要有形民俗文化 財になっています。
●古町の大イチョウ
初代河原田盛光によって この地に植えられたと伝 えられ、樹齢八百年を超 える県下随一の老樹で、 天然記念物として県の指 定を受けています。昔は 乳の神として信仰され、 上州や越後から多数の参 拝者がありました。現在 も郷土の宝として親しま れています。
●久川城祉
伊達政宗の軍勢を迎え撃つために築城され、 天然の要塞といわれた久川城。その跡地は 今、石碑を残すだけとなっており、村民の 憩いの広場として愛されています。
●照国寺の山門
1589年伊達の大軍が伊南 の地に入り、久川城の河原 田盛次との攻防で焼失して しまった。その後寺の復興 とともに建立されたと伝え られる。
●小塩の神楽
1827年に一ノ宮香取神社御用神楽として創 始され、現在も小塩の部落に受け継がれてい る村指定重要無形文化財。保存会によって、 神楽舞、ひょっとこ踊り、おかめ踊り、鍾馗 舞、和藤内が大事に保存、演じられています。