伊南村の文化財(第一集) -007/029page

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大桃の舞台

大桃の舞台

 駒嶽神社の境内にあり、明治二十八年七月九日の 再建である。
舞台の中央部には固定式二重、二層機構の舞台であ り、上の二重の前後には唐紙を入れることができる。 その奥は二重下の面と同じ高さに床が張られていて 楽屋になっている。花道は上演時に設けられる。も とは舞台上手に張り出してゲザと呼ぶ太夫座が常設 されていたというが現在はなく、上演時に仮設され る。習芝居は明治四十年までで、以後は買芝居を上 演し毎年三回の宮寵りにも使用される。農村舞台の 一典型をなすものとして重要である。
 舞台 間口七・六四メートル、奥行八・五六メー トル、小廂(ひさし)付切妻造り、茅葺

 国 指 定  重要有形民俗文化財
 所 在 地  伊南村大字大桃字居平一六四番地
 管 理 者  大桃区
 指定年月日  昭和51年 8月23日


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