わたしたちの伊南村-025/065page
5 りんどうをつくる
1 りんどうづくり
伊南村の夏は、一日の気温の差が大きいので、りんどうづくりにとてもてきしています。
りんどうづくりは、春にたねをまき、1年間なえをそだてます。そして、次の年の雪がきえたころに黒いマルチシートを田にはり、土のかわきや草がはえるのをふせぎます。そこになえをうえます。
りんどうには、早くさく花、おそくさく花があります。早くさく花は、春になえをうえます。おそくさく花は、秋になえをうえます。こうして一年間かぶをふやして、3年目にやっとしゅうかくできます。
しゅうかくは、つゆのつかない夕方におこなわれます。水気がついてりんどうがくさるのをふせぐためです。切りとった花は、よくかわかして大きさごとにわけ、はこにつめられます。
はこづめしたりんどうは、農業協同組合(JA)にはこばれ、花のしゅうか所できびしいきかくけんさをされ出荷されます。しゅうか所では、トマトのようにせんか機がないため、花の色葉のぐあいなどを目で見てせんべつされます。
しゅっか先は関東方面で、次の日の朝つくように送られます。しゅうかくした後の田は、「礼肥」といってひりょうをあげ、次の年に、きれいな花がさくようにくふうされています。
りんどうづくりごよみ
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