檜枝岐村勢要覧 -005/020page

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子供達
 

発刊にあたって

 本村は、南に黒岩山、南西に東北一の燧ヶ岳、西に会津駒ヶ岳と2,000mを超える山々に囲まれ、北流する二つの母なる川檜枝岐川と只見川にはぐくまれ、特別天然記念物「尾瀬」 をはじめ緑豊かな美しい自然に恵まれ伝統と先人の築いた文化の恩恵を受けながら、今村は観光関連産業の施設整備を進め、雇用の場の創設と地域産業の振興 を図り、潤いと活力に満ちた村づくりに取り組んでいるところであります。
「森の温泉館 アルザ尾瀬の郷」をはじめ逐次、観光拠点施設の整備を行い、村内宿泊者も年と共に増加し、地域経済に少なからず貢献したものと思っております。
 今後も、地域活性化のための諸施策と、地方が考え国が援助する地域づくり事業を積極的に進め、さらに住みやすい明るい村づくりを進めて参りたいと思いますので、 村民各位のご理解とご協力をよろしくお願い致します。
 ここに村の現況を収録し、進みゆく檜枝岐村の姿を要覧として村民の皆様の参考として頂くと共に、村の状況をご理解頂ければ幸いと思い発刊するものであります。
平成14年10月
檜枝岐村長  星 勝夫 

檜枝岐村長 星勝夫

地勢・沿革

 檜枝岐村は、福島県の西南端に位置し東西24km南北34.5kmにおよんでいます。
 東は、舘岩村および帝釈山・黒岩山等2,000m級の山岳を挟んで栃木県栗山村に、南は日光国立公園尾瀬をへだてて群馬県片品村に、西は只見川を境として新潟県湯之谷村に 、北は郡内の只見町及び伊南村に接しています。
 新潟県とは国道352号で結ばれていますが、群馬県及び栃木県との交通はいまだにとざされています。
 標高は、560mから2,356mにおよび、村の中心役場所在地で939mの高地にあり、燧ヶ岳の初冠雪は10月初旬に見られ平地の初雪は10月下旬に見られます。
 春は遅く、周囲の山々が若葉で萌えるのは5月中ごろです。
 村に残る古い記録によると、日本の都が奈良から京都に移された年(794年)に檜枝岐では紀州から藤原金晴という人がきて邑長になったと記されています。
 その後江戸時代には会津藩の領地になり、明治22年の市町村制の施行によって、伊南村・大川村・檜枝岐村の組合村になりました。
 そして大正6年、組合村から独立して檜枝岐村となって現在に至っています。

航空写真

村の花 ミズバショウ
村の花"ミズバショウ"

村の木  ヒノキ
村の木"ヒノキ"

村の鳥 コマドリ
村の鳥"コマドリ"


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掲載情報の著作権は檜枝岐村に帰属します。
檜枝岐村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。