秘境檜枝岐 - 012/013page
墓碑/路傍の大樹………………開村者の墓じるし
星立庵の前に唐松(枯死)・桂・檜の三本が並んでいるが(現在は桂・檜の二本)、古老の話によると承和十一年(八四四年)越後国より藤原常衡・大友師門・熊谷勘解由が来て村を開いたと伝えられているところから開村者の墓じるしの木と言われている。墓碑/石碑・石仏…………………………路傍に眠る先祖の霊
路傍に数多くの石碑・石仏が並んでおり、信仰心の厚い村人は朝に水を手向け夕の畑仕事の帰りに花を供えている。古い時代でありながら極めて高度の技巧をもって刻まれており、星立庵を中心に「橘」「星」「平野」などの姓別に墓碑がかたまっているのは興味深い