檜枝岐村勢要覧 -017/028page
● 六地蔵哀話
村中央にある六体の石像。農作物に恵まれず凶作の年などに間引きした乳呑児たちの霊を弔い、母親の嘆きを鎮めるために建てられたもの。色解かな衣裳がいっそうの哀しさを誘う。
村では歴史民俗資料館において貴重な資料の保存や、「茅葺きの民家」や「せいろうづくりの板倉」の保存に務めています。
歴史民俗資料館
尾瀬のこと、檜枝岐の歴史などをまとめて紹介している。観光案内所が併設されている。
曲り屋
民家と馬屋がひとつになった東北地方特有の家風。村役場の隣りに保存。
板 倉
釘を一本も使わず、正倉院の校倉造りに似た様式で建てられている。
橋場のばんば
やさしい表情の石像は、昔から緑むすび、縁切りの神として村人の願いを聞いてきた。伝統の技と味
雪深い山里、米も実らない貧しい土壌、そんな厳しい自然の中で先人たちの豊かな知恵と工夫が暮らしを支えてきました。
そして今日ではそれらが民芸品や郷土料理として、観光資源としてしっかりと檜枝岐に根づいています。