のびゆく南郷村-050/087page

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4 村にのこるもの
★わたしたちの村には、昔からのこされている物(文化財)や昔からの行事(年中行事)が今もうけつがれて大切にされています。こうした文化財や年中行事に人々は、どんな願いをもっていたのでしょうか。おじいさんやおばあさん、昔のことをよく知っている人に聞いたり、見学したり、じっさいに参加したりして調べてみましょう。
(1)昔からのこされている物(文化財)

▲聖観音像(下山観音寺)
▲聖観音像(下山観音寺)

▲大橋三十三観音像(清水堂)
▲大橋三十三観音像(清水堂)

下山の聖観音像は、今から500年ほど前の室町時代に作られました。村内でももっとも古い仏像です。台座の上にそでを長く左右にたらしためずらしい作りです。
大橋には三十三観音像があります。中央の本尊は千手観音立像で、今から300年ほど前の江戸時代に作られました。当時は本尊の他に三十三体の観音像がありましたが、その後1体を失っています。御蔵入三十三観音27番札所で、ここにおまいりすると33ヶ所めぐったと同じご利益があると伝えられています。

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