のびゆく南郷村-051/087page

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庚申は生産とまよけの神です。庚申塔は60年に1回建てられるものです。大新田には7基あり、江戸時代の300年ほど前から現在にいたるまで長く続いています。
鴇巣の早乙女踊りは村指定無形文化財となっています。これは、毎年1月14日の夜に行われ、みずの木にだんごをさし、その年の豊年をいのります。謡は二組にわけてのかけあいで、それに合わせて3人の早乙女と次郎氏、太郎氏がおどります。地区の家々をまわって歩きます。300年以上も続いている民俗芸能です。最近、鴇巣以外の地区でもふたたび踊られるようになってきました。
界の奥会津南郷民俗館には、県指定の文化財として、古くから生活につかわれたものがたくさん集められています。伊南川での漁につかわれた漁具、電とうがなかったころあかりとして使われたあんどんやランプなどの用具、麻織用具や麻製品、雪の多いこの地方で物を運ぶためにつかわれたソリなど大切にのこされています。

▲大新田の庚申塔群
▲大新田の庚申塔群

▲鴇巣の早乙女踊
▲鴇巣の早乙女踊

▲伊南川の漁具
▲伊南川の漁具

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