のびゆくそうま-091/148page
霊山 (玉野小)
むかし、慈覚というえらいおぼうさんが、山を霊山と名づけ、広く大きな霊山寺をたてました。
おまいりの人びとでたいへんにぎわったということです。玉野の名はえらいおぼうさんの名からおこったそうです。北畠というとのさまの城にもなりました。(伝説)
夜泣き地ぞう (大野小)
地ぞうさまは、でんせんびょうやあくまから村を守ると考えられていました。夜泣き地ぞうは、赤ちゃんの夜泣きにこまるときおまいりするとふしぎに夜泣きがやむといわれました。(地ぞう)
下り松 (二小)
えらいおぼうさんが、この松に笠をかけて休んだことから「笠かけ松」とよばれました。大きくなり、松の枝が笠をふせたようにさがって「下り松」といわれるようになったということです。(古木)